
船舶に搭載した船舶局と陸上の海岸局が通信を行い、航行情報や現場通信、捜索救助活動の連絡を行っています。
海岸局の製作
海岸局は使用するチャンネル(周波数)と用途が決められています。複数のチャンネルを切り替えてオペレーションを行うため、必要チャンネルの無線機を収容した海岸局を製作しています。
また操作卓やスピーカー、録音装置など関連機器のラインアップを取り揃えています。
主要機器
基地局
周波数はアナログ150MHz帯(海岸局で使用する周波数チャンネル)、出力は1W以下~50Wに対応しています。
故障時は故障情報を接点で出力し、遠隔地で故障情報を確認することが可能です。冗長性を持たせるため、故障時は予備系無線機への切り替えを行うことができます。
操作卓
スタンドマイクまたはハンドセットが付属され、船舶局との通信時に海岸局を遠隔制御します。また、録音装置を接続することで通信記録を残すことができます。
スピーカー
通信を行う際に、音声をスピーカーでモニタします。常時必要チャンネルのモニタができるように、チャンネル毎に専用スピーカーから音声をモニタしています。
無停電電源装置
海岸局は無人の局舎に設置されることも多いため、停電時に備えバックアップ電源を用意します。停電を検出し自動でバッテリーからの電源供給に切り替わります。