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大日電子の列車無線の特徴

ここが違う!大日電子の列車無線の特徴

列車無線は運転士と指令員の連絡手段であり、列車の安全運行における重要な役割を果たしています。
通常の運転指令や業務連絡をはじめ、事故や災害時の緊急連絡、ダイヤが乱れた際の運転整理、またトラブル発生時に乗客へ原因や状況などの情報を素早く伝えるためなど、列車無線は鉄道の安全安心運行において必要不可欠なものです。

大日電子の専門技術による難聴対策機能を搭載

私たちは、列車無線において特に注視すべきことの一つとして、通信音声の品質が上げられると考えています。お客様よりそういったご要望をいただき解決してきた実績を多数保有しています。
「音声が聞こえないエリアがある」「雑音が入る」などといった無線装置の難聴問題は列車の安全運行の大きなリスクとなります。
そこで私たちは、業務用無線機器メーカーとして長年培ってきた技術と実績で列車無線の難聴対策に取り組み、独自の「送信周波数同期機能」や「音声遅延位相同期機能」を開発しました。
これらの機能を組み合わせてシステム設計をすることで高音質の列車無線システムを実現しました。非常時に使うシステムだからこそ、いざという時のために日ごろから万全に備えるという考えが当社の設計思想です。

周波数調整を自動化し、点検・メンテナンスコストを大幅削減

GPSを用いた周波数同期機能や音声遅延の自動測定等により各種調整作業が簡易になることも当社の列車無線システムの大きな特徴であり、定期点検やメンテナンスに要する人件費の大幅削減が可能です。
更に、オーバーリーチエリアでの難聴問題の解決により、高音質の列車無線システムを構築します

大日電子の独自技術で列車無線の難聴対策&コスト削減 ①「送信周波数同期機能」

よくあるお悩み①

機器が古くなって無線機の通話音声が聞き取りづらくなってきた!

問題:ビート雑音による難聴 経年による送信周波数ズレが発生し難聴が発生

原因:送信周波数にズレが発生し受信が重なるエリアで異なる位相の周波数が影響しあって音声歪みを発生させている

一般的な対策:毎年の定期メンテナンスで周波数を調整する

大日電子はここが違う!⇒ GPS信号で常に自動同期が可能


音声位相遅延同期方式同期機能 遅延量を自動測定できます

経年により、無線装置の周波数にズレ(周波数偏差)が生じます

無線装置は電波の周波数を高精度に合わせる必要があります。出荷時には無線装置に表示されている基準周波数と一致するよう調整されていますが、経年により周波数にズレが生じてしまいます。
これは主に、基準周波数の発生に用いる水晶発振器(水晶振動子を共振回路に使用した発振器)のエージング(経時変化)に依るもので、温度や電源電圧を一定に保っても年間0.1ppm~10ppm程度の割合で誤差が生じます。
送信周波数にズレがある場合、上図のように2つの基地局の受信エリアが重なる所(オーバーリーチエリア)において、位相が異なる周波数差が重なりあい、ビート雑音(音波のうなり)が聞こえます。周波数がズレはじめた初期は聴感への影響は少ないものの、放置するとビート雑音が大きくなり通信に支障をきたします。
また、周波数許容偏差(無線設備規則に定められる周波数誤差の許容範囲)を超えたズレが生じると、他の無線局に影響を及ぼし混信を起こす恐れがあります。保安の観点からも周波数のズレを放置するわけにはいきません。

一般的な対策では:周波数調整のメンテナンスに毎年コストがかかります

対策としては、毎年の定期点検で周波数を測定し、周波数偏差を較正する方法が一般的です。
また、調整に使用する測定器も適正に較正したものを用いなくてはいけません。各局に作業員を配置する必要もあり、時間と費用がかかります。
なおかつ周波数の測定及び較正には多くの手順を要するため、作業員の経験値等によっては、メンテナンスを行ったからといって必ずしも高精度に較正されるとは限りません。現場で精緻な調整作業を行うためには較正された測定器を十分にエージングして(測定器によっては24時間)使う必要があり高いコストがかかります。

大日電子なら:GPSを活用した「送信周波数同期機能」で毎年のメンテナンスが不要!

「送信周波数同期機能」とは 

大日電子の列車無線は「送信周波数同期機能」を搭載しています。GPSの基準信号を用いて常に一定の安定した送信周波数を保つため、一般的な対策として毎年行われているような調整作業が不要です。
送信周波数同期機能にすると送信周波数調整作業が不要

【大日電子の列車無線はメリット多数】
GPSを活用した「送信周波数同期機能」により、自動で定期的に各基地局の周波数を同期!

⇒ 常に良好な音声品質を保ち、安全運行に寄与
⇒ 経年による周波数のズレの調整が不要
⇒ 調整人員費用などコストの大幅削減が可能

デモ①:周波数同期

まずは、2つの基地局の送信周波数に差がある場合(デモでは600Hzと300Hzの差)のビート雑音をお聞きください。
その後、大日電子の周波数同期技術によりGPSの基準信号を利用してお互いの基地局の送信周波数を合わせた音をお聞きください。
ビート雑音がなくなったクリアな音声を体感していただけます。

導入していただいたお客様の声 

大日電子に依頼したことで通話音声がキレイになり驚きました。相互干渉エリアで雑音があり聞き取れなかった場所で通話ができるようになりました。毎日のことなのでありがたいです。
(中国地方:私鉄A社様)

大日電子の独自技術で難聴対策&コスト削減 ②「音声位相同期機能」

よくあるお悩み②

通話音声が聞き取りづらい!

問題:特定エリアで音声が聞き取りづらい

原因:各基地局の伝送距離の差による音声遅延量のズレ

一般的な対策:各基地局側で遅延量を測定・調整

大日電子はここが違う!
⇒ 遅延盤を用いて遅延量を自動測定・回線制御装置のみで調整可能


音声位相遅延同期方式同期機能 遅延量を自動測定できます

音声の伝送距離の差=遅延量の差が音声の歪みを生じさせます

周波数にズレがなくても、基地局エリアが重なる所では、ビート雑音とはまた別の問題が発生します。その問題とは、遅延量の差による音声の歪みです。
指令から列車に向けて発信した音声は、基地局を介して列車に到達しますが、基地局と回線制御装置の距離によって音声が伝わる速度が異なります。上図のようにB局はA局より100msec(0.1秒)遅れて伝わるといった時間差が生じます。
その時間差を合わせないまま各基地局から音声を一斉に送信すると、受信側(列車)で歪んだ音になり聞き取りづらくなります。
この問題を解消するには、通常、各基地局にて遅延量を測定し、ズレを計算して遅延量を合わせていく作業が必要になります。

一般的な対策では:遅延量の調整作業に多数の人員が必要です

一般的に、遅延量の合わせ作業は夜間に行います。【中央制御装置側】【基地局側】【基地局間の電波干渉区間(オーバーリーチエリア)】にそれぞれ作業員を配置し、遅延時間の測定・調整・測定を繰り返し行うことで調整精度を高めるため、多くの作業人員と多くの時間が必要となります。

大日電子なら:「音声遅延位相同期機能」でコスト削減&高品質な通信音声を実現!

「音声遅延位相同期機能」とは 

大日電子は、予め列車無線の回線制御装置に各基地局の音声遅延量を自動測定する「遅延盤」を設置。回線制御装置側で、自動的に一番遠い基地局に合わせて遅延量を設定し音声位相の同期が可能です。よって、一般的に行われているような多くの人員を伴う夜間での調整作業は必要ありません。
音声位相同期方式 基地局の作業員が不要!遅延量を自動測定できます

【大日電子の列車無線はメリット多数】
遅延盤を用いて音声位相を合わせる技術で遅延量の測定&設定が断然スムーズ

⇒ 難聴対策に効果大。高品質な通信音声を実現
⇒ 回線制御装置側のみで遅延量を自動測定可能
⇒ 夜間作業不要&人員費用などコストの大幅削減が可能


デモ②:音声遅延同期

まずは、2つの基地局間の距離の違いにより送信音声の遅延差が生じた場合の雑音をお聞きください。
その後、大日電子の音声遅延同期技術により音声遅延量を補正した音をお聞きください。
受信音声の歪みを解消したクリアな音声を体感していただけます。

導入していただいたお客様の声 

遅延量が自動測定されるということに驚きました。導入時の調整作業もスムーズで良かったです。
(関西地方:鉄道B社様)

列車無線の音声品質向上で安心安全運行!

株式会社大日電子 〒564-0053 大阪府吹田市江の木町12番27号 TEL:06-6339-6299
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