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列車無線更新事例 A社様

4年間かけて他社メーカー装置から計画更新

新スプリアス規格対応を事由として、他社メーカーのアナログ列車無線から、大日電子のアナログ列車無線へ更新されたA社様の事例をご紹介します。
A社様は一括更新ではなく4年間での順次計画更新を希望されており、異メーカー装置接続および順次更新に対応可能な大日電子をお選びいただきました。
また、大手メーカーが通常対応しないカスタマイズについても、可能な限り柔軟に対応する姿勢を評価いただきました。

システム概要図

システムの特徴

①自営のメタル線でシステム構築および回線を2ルート化することで、冗長性を確保
②列車無線の周波数を使用する非常発報機能を実装
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③折返試験器を実装し、基地局の正常性を確認することが可能。異常を遠隔監視する機能を実装
④周波数同期や音声遅延を合わせることで、難聴エリア対策に対応
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切替方法

A社様の更新事例では、工程を3ステップに分け、既存の他社機器とシステムアップしながら4年の間に順次切替を行いました。
STEP1
回線制御装置と指令卓を更新→更新した回線制御装置に、既存の基地局(異メーカー)を接続。
STEP2
既存の基地局(10局)を1局ずつ順次更新。基地局更新と同時に空中線へ折返試験器を設置。
STEP3
全ての基地局の更新完了。

大日電子の強み

既存の装置が他社メーカー製品で、なおかつ順次切替をご要望の場合は、大日電子が既存装置を理解した上で、既存装置と接続可能な更新装置を製作します。これは弊社の技術的な強みです。

主な更新機器・新規導入機器

指令卓(非常発報システムに対応)

・非常発報対応
列車からの非常発報をLED点灯と警報音で通知します。また、非常事態が発生した基地局エリアの列車への無線指示を行うことができます。
・アラーム監視機能
指令卓で基地局のアラーム情報を監視することができます。

回線制御装置

・最大10局接続可能
回線制御装置1台で基地局10局まで制御できます。オプションで機能アップも可能です。
・音声位相同期機能
回線制御装置に設置の遅延盤にて各基地局の伝送距離の差による音声遅延量の差を自動測定し、音声位相を同期。音声歪みを防止します。
・回線の二重化
自営のメタル回線でシステムを構築し、また故障時の備えとして自動で回線を切り替える2ルート化を実施しました。
・GPSを用いた送信周波数同期機能
GPS信号で各基地局の周波数を同期させてビートゾーンを無くしました。常に安定した周波数及び音声品質を保ち、安全運行に貢献します。

基地局(FM基地無線装置)10局

 

・二重化仕様
基地局は無線機と電源部をそれぞれ2台実装した二重化(冗長化)仕様です。稼働中の1台が故障した際には自動で予備機へ切り替わる機能を備えています。

列車無線車上局・操作器(非常発報システムに対応)

・非常発報機能
列車無線の周波数を用いて列車から指令へ非常を伝達することができる「非常発報システム」に対応した車上局・操作器へ更新しました。

折返試験器

・基地局の送受信の正常性を自動点検
各基地局の空中線に、送受信モニタを自動で実行する「折返試験器」を設置しました。

通話録音装置

指令卓と車両との無線通話を記録のため録音します。

列車無線監視制御装置

本装置にて、各基地局の監視と制御を行うことができます。

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関連情報

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